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第3回:【近隣対策編】着工前に勝負は決まる!トラブルを防ぐ不動産屋の極意

第3回:【近隣対策編】着工前に勝負は決まる!トラブルを防ぐ不動産屋の極意

こんにちは、街の不動産屋です。 リフォームのプランが決まり、いよいよ着工!……と、その前に、絶対に忘れてはならないのが「近隣対策」です。

マンションは、一つ屋根の下に多くの世帯が暮らすコミュニティ。工事中の「音・振動・臭い」は、ご近所の方にとっては避けられないストレスになります。リフォームを成功させる秘訣は、職人の腕だけでなく、実は「工事が始まる前の準備」にあります。今回は、トラブルを未然に防ぎ、完成後の新生活を円滑にするための極意をお伝えします。


1. 挨拶回りの「範囲」と「タイミング」

工事の申請は管理組合に行いますが、それとは別に、個別の挨拶回りが不可欠です。

  • 「上下左右+斜め」が基本: マンションの音は意外な方向に響きます。真上・真下・両隣はもちろん、実は「斜め」のお部屋にも振動や音が伝わりやすいものです。不動産屋としては、この「プラス4軒(斜め)」への配慮を強くおすすめします。
  • タイミングは「2週間前〜1週間前」: 直前すぎると相手の心の準備ができませんし、早すぎると忘れられてしまいます。また、リフォーム会社の担当者任せにせず、可能であれば施主(あなた)も同行してください。「どんな人が住むのか」が見えるだけで、周囲の安心感は格好の材料になります。

2. 「不便の内容」を具体的に伝える

ただ「ご迷惑をおかけします」と言うだけでは不十分です。相手が最も知りたいのは、「いつ、どんな不快なことが起きるのか」です。

  • 「特に音が大きい日」を特定する: 解体工事やコンクリートの穴あけなど、激しい音が出る日は数日間に限定されます。「○月○日からの3日間は特に大きな音が出ます」と具体的に伝えることで、相手も「その日は外出を予定しよう」といった対策が取れるようになります。

3. 共用部の「使い方」をチェックする

トラブルは、部屋の中だけで起きるわけではありません。

  • エレベーターとエントランスの養生: 資材の搬入で共用部を傷つけないよう、しっかりと養生(保護)されているか確認してください。また、廊下に資材を長時間放置するような業者は、管理組合からクレームが入る原因になります。
  • 職人さんのマナー: 休憩中の話し声、タバコの臭い、路上駐車……。これらはすべて「リフォームしている部屋の住人の責任」として見られます。信頼できるリフォーム会社は、こうした現場マナーの教育も徹底されています。

4. 万が一の「クレーム」への初動

どんなに気をつけていても、クレームが発生することはあります。

  • 「すぐに対応する」が鉄則: 苦情が入った際、最も悪い対応は「放置」です。すぐに業者と連携し、状況を確認して謝罪に伺うこと。不動産屋の経験上、誠実な初動対応さえあれば、大きなトラブルに発展することはまずありません。
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